みなさん、こんにちは
はる歯科診療室 歯科衛生士の森です。
暖かくなってきましたが、気温差が大きいことがあります
風邪を引かないように毎日の天気予報をよく見て調整していきましょう
さて、今日は「子供の歯肉炎」についてお話しします
お子さまの口腔内の心配事といえば、虫歯や歯並び、口腔習癖などでしょうか？
しかし、それだけではないんです
実は歯肉が腫れたり、出血したりなどの歯肉炎を
発症しているお子さまが増えてきているんです！(◎_◎;)
まず歯肉炎とは、歯茎に炎症を起こし赤くなって腫れたり、出血したりする状態です
歯磨きの時以外でも、硬いものを食べたりフロスを通した時にも出血が見られることがあります。
歯肉炎は、歯周組織が崩壊して歯を支える骨を溶かす一歩手前の段階です
ここまで聞いて歯周病は、大人がかかるもので子供には無関係だと
思われる方もおられのではないでしょうか？
しかし！！歯肉炎にかかっている小学生や中学生は少なくないんです
実に4割程度のお子さまが歯肉炎になっているとも言われています
️
歯肉炎に関してはこちらの動画も参考になさってください
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https://youtu.be/DePGsOrt06I?si=E2D4VrS3VBA0Kddy
子供の歯肉炎にはどんなものがあるでしょう？
成長期のお子さまの歯肉炎には、いくつかの種類があります。
＊萌出性歯肉炎
乳歯が生え始めるときや、永久歯への生え変わりの際に起こる歯肉炎です。
歯が生える時に一部の歯肉が覆いかぶさっていることもあります。
そこに汚れが溜まり炎症を起こします。
萌出性歯肉炎は、歯が完全に生えると痛みや腫れなどが自然に治ることがあります。
痛みが消えたからといっても汚れはしっかり取りましょう
小さいお子さまは、仕上げ歯磨きをしてあげてください！
＊不潔性歯肉炎
子供の歯肉炎で1番多いのが、不潔性歯肉炎です。
しっかり歯磨きが出来ていなく、口腔内に細菌が増加し歯茎に炎症を起こしている状態です。
子供の場合、歯磨きの力加減が難しいため力の入れ過ぎで歯茎を傷つけてしまうこともあります
＊思春期性歯肉炎
小学校の高学年から中学生の10歳〜15歳頃に見られます。
この時期は、ホルモンのバランスが乱れることがあります。
その影響で、歯茎の腫れや出血が起こりやすくなります。
思春期性歯肉炎の場合は、しっかり歯磨きをしていても歯茎の腫れがなかなか治らないことがあります。
また、男の子より女の子の方が起こりやすいとも言われています。
ホルモンバランスが原因になるため、生活習慣をしっかり整えて栄養バランスの良い食事を取ることも大切です
＊若年性歯肉炎
子供の時に歯肉炎になった時に、適切なケアや処置を行わず放置してしまった場合に、
若年性歯肉炎になることがあります。
侵襲性歯肉炎とも呼ばれ、急速に進行することが特徴の一つです。
子供の歯肉炎は、成長と共に自然と治ることもあります。
しかし、不潔性歯肉炎や若年性歯肉炎の場合は
放置していると悪化することも少なくありません:;(∩´﹏`∩);:
歯肉は、歯を支えている歯槽骨という骨を覆っています。
歯の半分以上は歯槽骨で埋まっている状態です。
歯肉炎がさらに進行すると、その歯槽骨を
溶かしてしまう歯周炎へと進行します。
そして最終的には、歯を支えることが出来なくなり歯が
抜けてしまうことがあります。
歯周炎は進行を止めることはできますが、
溶けてしまった歯槽骨は元に戻すことはできません
自覚症状が少なく、気づいたときには進行していることがほとんどです。
そのため、普段からのケアで予防することが大切です
小さなお子さまは、まだ自分でしっかり歯磨きをすることが難しいので自分で磨いたあとに、
保護者の方がしっかり仕上げ磨きをしてあげてください！
歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れがとれないのでお子さまでも、
デンタルフロスを使うのをおすすめします
また歯肉炎の予防には、唾液の分泌を促すことも歯肉炎を予防できます。
唾液の中には、お口の中の食べかすや細菌などを
洗い流す作用や細菌の抑制する作用もあります。
食事では、近年柔らかい食品も増え柔らかいものばかり食べると、
顎の成長にも影響がでます。
そうなると、顎が小さく歯列不正になり磨き残しの原因になります。
噛みごたえのあるものを食べて唾液の分泌を増加させましょう！
歯肉炎予防は、セルフケアだけでなく歯科医院で定期的に健診を受診することが大切です
はる歯科診療室では、お子様の来院を歓迎しております♪
頑張ったお子様には素敵なご褒美がありますよ(^^)
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https://youtu.be/V837bxqmKEY?si=YME3RTs4hfuql3Xe
歯肉炎の予防、虫歯予防のフッ素塗布などを
行い、お子さまの口腔内を綺麗に守ってあげましょう
ご予約のお電話は
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