みなさんこんにちは。
はる歯科診療室、歯科衛生士の大西です。

今日は酸蝕歯についてお話していきます

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酸蝕歯とは酸によって歯の表面が溶かされてしまった歯のことを言います

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食べ物や飲み物に含まれる酸はもちろん、胃食道逆流症など胃や食道の病気による酸によっても歯は溶かされてしまいます(*_*)

そのため酸が多く含まれる柑橘類、炭酸飲料、お酢などの過剰摂取や暴飲暴食、生活習慣の乱れによっても酸蝕歯になってしまうことがあります。

酸が多く含まれる食生活では、酸蝕は想像以上に簡単に起きてしまいますΣ(‘◉⌓◉’)

なんと!1日2回、酸が歯に触れる機会があると、エナメル質が酸蝕のリスクにさらされるんです(´⊙ω⊙`)

意外にも、健康によいと言われる果物やフルーツジュース、スパークリングウォーター、またワインや炭酸飲料に加え、ドレッシングも該当します

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食べ物・飲み物の酸性度を把握しておくと、酸蝕による影響から歯を守るのに役立ちます

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参考にしてみてください

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⬆️

●炭酸飲料(ダイエット系を含む)
●スポーツ飲料
●トニックウオーター
●ワイン
●ジュース
●ピクルス
●オレンジ
●トマト
●いちご
●サクランボ
●ドレッシング
●レモン果汁
●酢
●ビタミンCタブレット

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●ビール
●紅茶
●トマトケチャップ
●バジルソース
●りんご
●梨
●イチジク
●グリーンオリーブ
●ハチミツ
●干しブドウ

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●ミネラルウォーター
●バナナ
●アボカド
●ブロッコリー
●きゅうり
●ブラックオリーブ
●ピーナッツバター
●ライ麦・小麦・精白パン

こちらの動画でも歯に良くない食品について紹介していますので、参考にしてください

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   ☟☟☟
https://youtu.be/-Hz_su2tPCQ

健康的な食生活を変える必要はありませんが、
大切なエナメル質はきちんとケアすることが大切です^_^

酸蝕歯になることを酸蝕症と言い、それが進行しすぎると歯の表面のエナメル質が溶かされ中の組織、象牙質が露出してしいます。

それにより知覚過敏と同じように冷たいものや熱いものがしみやすくなったり、象牙質が露出すことによって歯が黄色く見えたり、形が悪くなってしまい見た目が悪くなってしまうことがあります。

虫歯だと思って来院される方も多くいらっしゃいます

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酸蝕歯と虫歯とは異るものの、どちらも歯にとって悪影響をもたらします:;(∩´﹏`∩);:

酸蝕歯と虫歯の主な違いは以下の通りです。

 □酸蝕歯

・酸蝕歯は、酸にさらされた歯の表面全体で起きる

・酸により軟化したエナメル質は徐々に弱くなり、歯がシミやすくなる

・キレイで健康な歯でも、酸蝕歯になる危険性はある

・外的な酸の影響(食べ物や飲み物に含まれる酸または胃酸)によるもの

□虫歯

・ムシ歯は通常、磨きにくい部分に起きる

・菌が食べ物に含まれる糖分やデンプンを酸に変え、歯垢を形成し、ムシ歯を発生させる

・唾液成分と歯の表面の細菌が結合し、歯垢となって歯に付着する

・細菌が歯垢の中で酸を作り出し、その酸がエナメル質を徐々に分解し、ムシ歯が発生する

・歯医者で治療が必要となる

エナメル質は一度失ってしまうと元には戻せないため、酸蝕歯はお口全体の健康に影響する可能性があります。

酸蝕が進行するとともにエナメル質は薄くなり、歯の形、色、質感、見た目に変化が生じ、歯がシミるようになります。

近年酸蝕歯は虫歯、歯周病に続く第三の歯科疾患とされていて2015年に行われた調査では、酸蝕歯がある人の割合は26.1%で約4人に1人の人が酸蝕歯になっているという結果が示されています

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そして歯の表面のエナメル質の段階のものが19.3%、内部の組織の象牙質の段階まで進行しているものは6.8%となっています。

知覚過敏の症状や歯の形や色が気になる方、日常的によく食事にお酸など酸の強いものを取り入れている方は酸蝕歯になっているかもしれません

🦷
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この動画では、パペット達が酸蝕歯について教えてくれます

🦛
🦁
🐰

是非こちらもご覧ください

💁‍♀️

   ☟☟☟
https://youtu.be/_pyaeydmDf0

酸蝕歯以外にもさまざまな要因で知覚過敏の症状が出る場合もあります。
気になる症状がある方は一度歯科医院を訪れてみてもいいかもしれません。

形や色がどうしても気になる方で治療を希望される方には詰め物や被せ物によって歯の形や色を回復させる方法がありますが、歯を削らなければいけなくなってしまいます。
治療を避けるためには酸蝕歯にならないように予防が必要です!

酸蝕歯を予防するためには、全身疾患の改善や食生活、生活習慣の改善、酸の摂りすぎに気を付けるのはもちろんのこと、お口の中が酸性になった時に中性に戻すことも大切です。

普段のお食事で酸性になったお口の中は、唾液の力によって時間をかけて中性に戻っていますが、液の量や性質によってその時間には個人差があります

⏰

歯磨きをしっかり行いお口の中の汚れを除去し、歯磨き粉などに含まれるフッ素を取り入れることも大切です。

また、定期健診での歯石やプラークの除去やフッ素塗布、お口の中に変化がないかのチェックを定期的に行っておくこともおすすめです

☝️

定期健診や酸蝕歯などお口のことで気になることがある方はお気軽にご連絡くださいね

☺

ご予約のお電話は
087-833-6480
高松市西町 13-31
はる歯科診療室

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