みなさんこんにちは😀
はる歯科診療室 歯科衛生士 藤田です。
今日は妊娠性歯周炎についてのお話しします(^^)
妊娠中、特に妊娠初期ではつわりで歯磨きが気持ち悪くて出来ないというお話をよく聞きます😭
妊娠すると誰もが女性ホルモンの影響で歯ぐきが赤くなったり、腫れたり、出血するなどの「妊娠性歯肉炎」になりやすいといわれています。
炎症が歯肉に限られる歯肉炎から、歯を支える骨を減少させる歯周炎になり、早産などのリスクにもなるので注意が必要です⚠️
妊娠性歯周炎(妊娠性歯肉炎)とは、妊娠中のホルモンバランスの変化により、歯ぐきが腫れやすく出血しやすい状態になる病気で、プラーク(歯垢)が主な原因です。
主な症状としては、
① 色が赤くなっている
② ぶよぶよと腫れている
③ 歯と歯の間にある歯ぐきが、丸く厚みを持ってふくらんでいる
④ 歯をみがいた時などに出血しやすい
4つの項目のうち一つでも当てはまる場合は、歯肉炎になっている可能性が高いです。
妊娠性歯肉炎は、部分的に腫れやすいことが特徴としてあります。
場所はだいたい上の前歯の歯ぐきが多いのですが、私たちが日々診察している中には、奥歯の歯ぐきのほうにも腫れが出ている患者さんもいます。

◻️主な原因と症状
・ホルモンバランスの乱れ:妊娠中に増える女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)が、特定の歯周病菌のエサとなり、菌が増殖しやすくなります。
・免疫力の変化:歯ぐきの血管や免疫にも変化が起き、少量のプラークでも炎症反応が過剰になることがあります。
・口腔ケア不足:つわりによる歯磨きの困難さや食生活の変化で、プラークが蓄積しやすくなります。
・症状:歯ぐきの腫れ、赤み、出血(特に歯磨き時)、口臭の悪化、歯がぐらつく、進行すると歯周病(歯を支える骨が溶ける)へ移行します。
◻️リスクと影響
・早産、低体重児出産:歯周病が進行すると、炎症性物質が血流に乗って子宮に影響を与え、早産や低体重児出産のリスクを高めることが指摘されています。
全身への影響:歯周病は全身疾患との関連も深く、お腹の赤ちゃんへの影響も無視できません。
お腹の赤ちゃんへの関与についてもう少し詳しくお話します。
歯周病のある妊婦の早産・低体重出産はリスクが最大7倍も上がると言われています😨
これはタバコやアルコール、高齢出産などよりも
はるかに高い数字です。
出産が近くなると、プロスタグランジンという物質が子宮で分泌されることによって、分娩が始まります。
しかし、歯周病により炎症が広がると、それを抑えようとしてプロスタグランジンが作られてしまうため、分娩時と同じように子宮の収縮が促されて、早産を引き起こします。
◻️これらを引き起こさないための対策◻️
妊娠中はホルモンの影響で歯ぐきが腫れやすくなったり、つわりでブラッシングがつらくなることがあります。
以下のポイントを参考に、無理なく口腔ケアを続けてください☺️

●歯磨きのコツ
匂いに敏感な場合は、歯磨き前に換気を良くする、歯磨き粉の香りを控えめにしてみましょう。
フッ素は虫歯予防に有効なので、フッ素入りを選びましょう。
ミント系は吐き気が出やすい場合があるので、味の強くないものを試してみてください。
また、歯ブラシを替えるなど工夫しましょう。
柔らかめの歯ブラシを使用するのもおすすめです。
毛先が広がったり摩耗したら交換時期です🕰️
ぬるま湯で口をすすいでから歯磨きすると吐き気が和らぐことがあります。
1日2回以上、少なくとも朝と夜の歯磨きが大切ですが、つわりがひどい場合は就寝前だけでも続けるようにしてください。
無理な時は口を水で十分うがいするだけでも効果あります^_^

●妊娠中の歯ぐきトラブル対策
歯ぐきが腫れやすい・出血しやすい場合は、強くこすらず優しく磨くようにしましょう。
歯間ブラシやデンタルフロスも併用しましょう。
糖分を含むお菓子を頻繁に摂ると虫歯リスクが上がるので、間食は控えめに。
どうしても口にする場合はすぐに歯磨きやうがいで対応してください。
普段から定期的に歯科健診を受けてきちんとケアしている人は、妊娠したからといっても急速に重症化することはないので、あまり心配する必要はありません。
一方で、妊娠する前から歯ぐきが腫れていたり、歯みがきで出血していた人は、妊娠すると女性ホルモンの影響で歯肉炎が進行しやすいので、一度歯科医院で診てもらうとよいでしょう🏥
こちらの動画も参考になさってください💁♀️
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妊娠中の口腔ケアは、お母さん自身の健康と、生まれてくる赤ちゃんの健康を守るために非常に重要です。
妊娠中のみならず出産後もオーラルケアは継続しましょう。
出産後に歯周病が再発してしまった場合、赤ちゃんへの母子感染のリスクが高くなるため、妊娠中だけでなく、出産後もしっかり歯周病ケアを行う必要があります。
特に、育児に追われて歯磨きどころではなくなったり、身体の不調によって十分に歯磨きができないなど、生活環境の変化によって歯周病にかかりやすくなるため、妊娠中と同じようにオーラルケアが必要となります。
また、出産前に発症した歯周病が改善しないという場合は、赤ちゃんに歯周病菌をうつさないために、「スプーンや食器を共用しない」「噛み与えをしない」などの感染予防の対策をとりましょう✨️
妊婦健診、歯のクリーニング、虫歯・歯周病チェックをご希望の方は、ぜひはる歯科診療室へお気軽にお問い合わせください。
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