みなさん、こんにちは😃
はる歯科診療室受付の森です。
今日は、日常のストレスとも関係ある「歯ぎしりや食いしばりと知覚過敏の関係」についてお話しします🔈
まず、歯ぎしりとは、歯を無意識に擦り合わせたり、強く噛みしめたりすることを指します。主に睡眠中に起こることが多いですが、いくつかの種類があります。
代表的なものは以下の二つです。
⚫︎グラインディング(歯を擦り合わせる)
上下の歯をこすり合わせる動作です。
主に音が出ることが多く、他の人に気づかれることがあります。
自覚症状のない方は、一緒に寝ているご家族がいらっしゃるようであれば伺ってみてください。
ギリギリとする音を聞いたことがある方がいらっしゃるかもしれません。
⚫︎クレンチング(歯を強く噛みしめる)
これは歯を強く噛みしめる動作のことで、歯や顎に負担をかけるタイプです。
音はあまり出ませんが、顎や顔の筋肉に圧力がかかることがあります。
歯ぎしり(ブラキシズム)は、さまざまな原因によって引き起こされることがあります。
以下はいくつかの一般的な原因です。

1. ストレスや不安
精神的なストレスや不安が高まると、無意識のうちに歯を食いしばったり、磨り減らしたりすることがあります。
2. 歯の不正咬合
噛み合わせが悪い場合、歯ぎしりが発生しやすくなります。
歯並びや咬み合わせの問題があると、無意識にそれを補正しようとすることがあります。
3. 睡眠障害
睡眠時無呼吸症候群やその他の睡眠障害は、歯ぎしりを引き起こす要因となることがあります。
4. 生活習慣
過度のカフェイン摂取やアルコール、喫煙などの生活習慣も、歯ぎしりに影響を与えることがあります。
5. 遺伝的要因
家族に歯ぎしりをする人が多い場合、遺伝的な要因も考えられます。
6. 特定の薬剤
一部の薬剤、特に抗うつ薬や精神刺激薬は、歯ぎしりを引き起こすことがあります。
朝起きた時や、デスクワーク、何か集中して作業していた後に、なんとなくエラの部分が重かったり、張っていたり、歯が浮いた感じがしたりしていたら、それは食いしばりや歯軋りをしている可能性があります😭
実はそのような症状は、知覚過敏を起こすきっかけにもなっているのです。
知覚過敏とは、特定の刺激に対して歯が過敏に反応し、痛みや不快感を感じる状態を指します⚡️
この症状は、冷たいもの、熱いもの、甘いもの、または酸っぱいものを摂取した際に特に強く現れます。

知覚過敏とエナメル質には密接な関連性があります。
エナメル質は歯の外側を覆っており、内側の神経や血管を保護する役割を果たしています。
健康なエナメル質が存在することで、外部からの刺激が歯髄に届くのを防ぎます。
エナメル質が摩耗したり、酸によって侵食されたりすると、歯の内側の象牙質が露出します。象牙質には神経終末が多く含まれており、刺激に対して敏感です。
このため、エナメル質が損なわれると知覚過敏が引き起こされやすくなります。
歯ぎしりが歯の表面や歯肉に影響を与えることが、知覚過敏を引き起こす原因になることもあります。
こちらの動画も参考になさってください🎞️
☟☟☟
https://youtu.be/ivSjwpv1doY?si=o593OGFf2XLDLEEX
歯ぎしりが知覚過敏を起こすメカニズムには以下のものが考えられます。
⚫︎歯のすり減り
歯ぎしりによって歯が過度にすり減ると、歯の表面のエナメル質という硬い層が削れてしまうことがあります。
エナメル質が薄くなると、歯の内部にある象牙質という層が露出し、知覚過敏が起こりやすくなります。
象牙質は神経に近いため、冷たいものや温かいもの、甘いものに敏感になります。
⚫︎歯肉への圧力
歯ぎしりは、歯や歯肉に強い圧力をかけるため、歯肉が下がってきて歯根が露出することがあります。
歯の根っこの部分はエナメル質で保護されていないため、象牙質や神経が直接刺激を受けやすく、これが知覚過敏を引き起こすことがあります。
⚫︎歯のひび割れや破損
強い力で歯ぎしりを続けることで、歯に微細なひび割れが生じることがあります。
このひび割れが知覚過敏の原因となることもあります。
歯ぎしりや食いしばりの傾向がみられる方には、ナイトガード(透明なマウスピース)の装着をおすすめしております。
作成方法についてはこちらの動画をご覧ください💁♀️
☟☟☟
https://youtu.be/IeZHmaMsA9k?si=Glv8rli4ikOavMhz
これは、あくまでも食いしばり自体を改善するものではなく、夜寝る時の無意識下での食いしばりから歯を守るものです。
これを装着していただくことで、上記の知覚過敏を起こす原因となる歯へのダメージが軽減されます。
何か気になることがございましたら、お気軽にお尋ねください。
ご予約のお電話は
087-833-6480
高松市西町 13-31
はる歯科診療室