みなさんこんにちは!
はる歯科診療室 歯科技工士の網谷です。
今日は、入れ歯についてのお話です
初めて入れ歯を入れるとなると、不安なことはたくさんあると思います
そこで、入れ歯を作ったときの注意点や、よくある疑問点についてお話します
○慣れるトレーニングが必要です
入れ歯を付けたらすぐに食べられるわけではありません
うまく食べるにはコツがあります。
義手や義足の方が練習やリハビリが必要なのと同じで、食べる練習が必要です。
○喋りにくくなることがあります
入れ歯の違和感で発音しにくくなることがあります。
新聞の音読など発音訓練をしましょう
○半年間は、新しい入れ歯を作れません
保険で一度入れ歯を作ると、紛失したり壊れたりした場合でも半年間は新しくできません。
○上顎だけの入れ歯は割れやすいです
下顎の歯が全て残っていたり、部分入れ歯であっても、上顎の総入れ歯は不安定になり、割れやすくなります。
○下顎の入れ歯は外れやすいです
下顎の総入れ歯は舌の影響で外れやすく、動きやすいため、痛みが出やすく、不快なことが多くなります。
○天然歯よりも噛む力が弱くなります
顎の状態によって個人差はありますが、入れ歯の噛む力は天然歯の半分以下と言われています。
自分の歯と同じようには食べられません。
○頬や舌を噛みやすくなります
入れ歯を入れた直後は、頬や舌を噛みやすくなります。
数日たっても噛むときは、調整しますので来ご来院ください。
○総入れ歯は上顎だけでは使えません
下顎の入れ歯に違和感があるからといって外してしまうと、噛む力が安定せず、うまく噛めなくなります。
入れ歯は正しく装着しましょう!
入れ歯の位置がズレないように、確認しながら少しずつ力を加えて装着しましょう。
無理やり装着すると痛みや炎症が生じたり、割れたり変形してしまいます。
入れ歯は毎日(夜寝る前に)専用の洗浄剤で浸け洗いしましょう。
決して装着した状態で歯磨き粉と歯ブラシで磨いてはいけません。
入れ歯を使用していて口の中の粘膜がヒリヒリ、ピリピリ痛むときは、カンジダ菌という常在菌への感染が疑われます。
我慢しないで当院まで連絡してください。
入れ歯は、歯と同じように食べかすや汚れが付きます。
毎日、入れ歯のお手入れを欠かさないようにしましょう。
お手入れをしないと、お口のトラブルの原因になります。
こちらの動画でも詳しく説明していますので、参考になさってください
☟☟☟
毎食後
入れ歯を外して流水で流しながら清掃します。
義歯用ブラシで、力を入れすぎないように丁寧に磨きましょう。
就寝前
食後と同じように流水下で清掃したあと、義歯洗浄剤を入れて浸漬します。
変形の原因になるため熱湯は厳禁です。 浸漬時間は使用方法に従ってください。
よくある入れ歯のトラブルとしては、
* 口臭・口内炎
* 歯石や色素が入れ歯に付着
* 入れ歯の寿命が縮む
* 入れ歯に隣接する歯がムシ歯になる
入れ歯を外した粘膜を歯ブラシでゴシゴシしても歯茎は清潔にもならなければ丈夫にもなりません。
粘膜が傷ついて入れ歯を装着すると痛くなるだけなのでやめましょう。
入れ歯について困ったことや、ご不明な点がありましたらお気軽にご相談ください
はる歯科診療室では、入れ歯作製時に患者さんのお口の機能の診査を行なっております。
☟☟☟
そもそも入れ歯になってしまうのは、歯を失ってしまったからです。
歯を失う原因はなにかをご存じでしょうか?
日本人が歯を失う原因は、「ムシ歯」を抜き「歯周病」が第1位です。
歯周病は、ほとんど痛みなどの症状なく進行する恐ろしい病気です。
さらには、歯周病に罹患すると全身の病気にもつながることがわかってきています。
歯周病の予防には、毎日のセルフケアと歯科医院での定期的なクリーニングが効果的です。
まずはお気軽にお越しください
ご予約のお電話は 087-833-6480
高松市西町 13-31
はる歯科診療室