みなさんこんにちは😃


はる歯科診療室 受付森です⭐️

今回は“ダラダラ食べ”についてお話します🍽️

ダラダラ食べとは、食事の時間が長く続き、だらけたリズムで食べ進める状態を指します。

具体的には以下のような特徴があります。

⚫︎つまみ食いが多く、途中で何度も口に運ぶ

⚫︎食事中にテレビを見たりスマホをいじったりして、集中せずに食べる

⚫︎食事の間隔が長く開く、または一度に大量を少しずつ口にする

⚫︎視覚的・味覚的な満足感を得にくく、満腹感を感じづらい

⚫︎胃腸への負担が増え、消化が遅く感じることがある

そして何より、ダラダラ食べは虫歯を引き起こしやすくなるんです!(◎_◎;)


当然、お口の健康には良くありません🙅‍♀️

ダラダラ食べをするとどうなる?

普段、お口の中は中性に保たれています。数値で表すと、pH(ペーハー)7.0程度です。


pHとは、酸性やアルカリ性の度合いを示す単位です。

食事をすると、歯垢(プラーク)の中の細菌(ミュータンス菌など)が、食べ物や飲み物に含まれる糖を

エサにして、酸を作ります。


するとお口の中が一気に酸性に傾き、pH5.7程度まで下がると、酸が歯のエナメル質を溶かしはじめま

す。


これを「脱灰(だっかい)」と言い、虫歯の原因になります。

ただ、ずっと「脱灰」が続くわけではありません。唾液には酸性を中性に戻す働きがあるため、食後30

分〜1時間弱かけて、お口の中は中性に戻ります。


これを「再石灰化(さいせっかいか)」と言い、脱灰によって失われたカルシウムやリン酸を補ってくれ

ます。

「ステファンカーブ Stephan Curve ▼バランスの取れたパターン」(歯の辞典 オーラルペディア Oralpedia – 虫歯 より)

しかしダラダラ食べをしていると、お口の中がずっと酸性のため、虫歯になりやすくなってしまうのです😨

「ステファンカーブ Stephan Curve ▼おすすめでないパターン」(歯の辞典 オーラルペディア Oralpedia – 虫歯 より)

上記の図は「ステファンカーブ」といい、pHの変化をグラフ化したものです。
1943年にロバート・ステファン氏が発表しました。

改善のヒントを紹介します☝️

⚫︎食事を「1つのシーン」として集中してとる例:テレビ・スマホを置く、席を整える

⚫︎食事時間を一定の範囲に設定する
例:20〜30分程度を目標にする

⚫︎食事中は一口ごとに噛む回数を意識し、よく味わう

⚫︎咀嚼回数を増やすことで満腹感を得やすくする(20回程度を目安)

⚫︎食事の前に水分を適度に取り、満腹信号を感じやすくする

⚫︎間食を計画的に取り入れ、血糖の乱高下を避ける

⚫︎バランスの良い食事を心がけ、野菜・良質たんぱく質・穀物をそろえる

虫歯になるリスクを減らすには、次の3点が大切です。

①ダラダラ食べをしない
②唾液の分泌を促す
③食後にしっかり歯磨きをする

①ダラダラ食べをしない

ついつい、ダラダラと食べ続けてしまう方は、お口の健康を意識して、時間を決めて食べるようにしましょう。

②唾液の分泌を促す

唾液はお口の中を中性に戻してくれる、大切なものです。
口呼吸をする癖がある、あるいは加齢などによっても唾液の分泌量は減少します。
また、就寝中も唾液の量は減ってしまいます。

唾液の分泌量を増やす方法として、「ガムやタブレットを食べる」ことがおすすめです。
特に、キシリトール配合のガムを噛むと、虫歯の発症がおさえられることが分かっています。キシリトールは細菌(ミュータンス菌)に分解されず、酸が作られません。
また、カルシウムと結合するため、歯の再石灰化が促されるのです。

虫歯予防のためには、キシリトールが50%以上含まれているガムなどを、毎食後に5g 〜10g摂取するのが良いとされています。

③食後にしっかり歯磨きをする

歯磨きをすると、歯の表面に付着したプラークを落とすことができます。
歯と歯のすき間など、歯ブラシが届かない箇所は、歯間ブラシやフロスを使って歯垢を取り除きましょう。
どうしてもセルフケアで落としきれない汚れは、歯科医院の定期クリーニングできれいにすることをおすすめします。

はる歯科診療室では、歯の定期健診を行っています。
虫歯・歯周病のチェックのほか、衛生士による歯のクリーニング・歯磨き指導を行っています。
   ☟☟☟
https://m.youtube.com/watch?v=UIAs8Xo3x6A

歯磨きに関するご相談や、歯のクリーニング、虫歯・歯周病チェックをご希望の方は、ぜひはる歯科診療室へお気軽にお問い合わせください。

ご予約のお電話は
087-833-6480
高松市西町 13-31
はる歯科診療室

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