みなさんこんにちは!
はる歯科診療室 歯科技工士の網谷です。
みなさんの中で、なんだか最近色々身体が衰えたきたなという方はおられますか?
これまで高齢になるにつれて、活力や筋力が衰えていくのは仕方がないと考えられてきました
しかし!
最近の研究で、食事の改善や積極的な運動などで老化を予防・改善できることがわかってきました
フレイルとは??
高齢によって筋力や心身の活力が低下した、いわゆる老化状態のことを指します。
放置すると要介護につながる、いわば健康と病気の中間で、早期に改善すれば自立した生活に戻れます
こんな症状のある方は要注意!
1. 体重の減少(1年に4~5kg)
2. 疲労感(主観的なもの)
3. 活動量の低下(家から出なくなったなど)
4. 歩行速度の低下(青信号で渡りきれないなど)
5. 筋力低下(階段がつらいなど)
特にお口の中やお口の周りが弱ってしまうことを「オーラルフレイル」といいます。
英語で「オーラル」は「口腔」、「フレイル」は「虚弱」という意味で、「オーラルフレイル」とは口腔機能の衰えが全身の老化につながる、という考え方です
「口の衰え」は身体的、精神的、社会的な健康と大きな関わりを持っているのです。
オーラルフレイルはいくつかの段階を踏んで進行していきます。
まず、口腔機能への関心が低下して、むし歯や歯周病などになり、歯が抜けたり痛みが出てきます
すると、口腔機能が低下して、会話や食事に不具合が出るようになり、食欲が低下したり、日常の活動範囲が狭くなったりします
噛む力や舌の筋力が衰えれば、食べる量も低下して、低栄養の状態になりますし、会話が減れば社会的に孤立していきます
さらに機能が低下すると、咀嚼や嚥下に障害が起こり、要介護の状態になってしまうこともあるのです
次のような自覚症状があるときには、要注意です。
1.奥歯でしっかりと噛めない
2.噛むと痛んだり不快感がある
3.食べこぼしがある
4.むせやすい
5.口が乾燥しやすい
6.滑舌が悪くなっている
1つでも当てはまったら、歯科を受診して、口腔ケアや口腔リハビリで改善しましょう。
はる歯科診療室では、お口の機能を検査することができます
☟☟☟
フレイル予防には食事や日々の生活の見直しが大切です!
ごはんを主食に、肉や魚、大豆製品をおかずにしましょう
フレイルの予防には、筋肉や内臓、骨、血液、肌、髪などの元となる「たんぱく質(アミノ酸)」が若年期以上に必要になります。
特に体内で合成できない“必須アミノ酸”の摂取が重要です
たんぱく質は、お米、肉、魚、大豆、牛乳、卵などに多く含まれています。
手軽なパンやロ当たりの良い麺類を主食にすることが増えてませんか?
小麦よりもお米のほうが、必須アミノ酸の含有率が高く、エネルギー源である炭水化物を多く含みます
ごはんを主食にして、良質なたんぱく質を含む主菜、ビタミン・ミネラルを含む副菜を組み合わせ、よく噛んで食べることがフレイル予防へつながっていきます。
食事だけでなく、適度な運動も大切です。 座りっぱなしを避けて、ウォーキングやストレッチも心がけましょう。
糖尿病と歯周病との関連など、お口の健康状態が全身の健康にも大きく関与することが、近年様々な研究で明らかにされています。
さらには、きれいなお口を保つことが、誤嚥性肺炎の発症予防、手術を受ける前から手術後までの期間(周術期)やがん治療の際に生じやすい口腔内合併症の予防や軽減、さらには入院日数の減少につながることも明らかされており、生涯を通じた適切なお口の管理が重要視されてきています。
全身の健康維持はもちろん、お口の健康を守るための定期的な歯科健診も忘れないでくださいね
気になる症状かある方もそうでない方もまずはお気軽にご連絡ください
ご予約のお電話は 087-833-6480
高松市西町 13-31
はる歯科診療室