みなさんこんにちは!

 

はる歯科診療室 歯科衛生士の近藤です!

 

ゴールデンウィークはどうでしたか?

 

私は長い休暇を、家でまったり過ごしました(^^)

 

最近、夏のように暑い日もあるので

体調管理は気をつけてくださいね‼︎

 

 

さて、歯はいつできるのかご存知ですか?

 

実はお母さんのお腹の中、

つまり妊娠中に歯胚と言う歯の卵ができるんです!

 

今回は歯の成長の過程に沿って説明します(^^)

 

 

歯の成長には大きく分けて5つに分けられます‼︎

 

1、成長期

2、骨内萌出期

3、萌出期

4、咬耗期

5、吸収期

にわけられています!

 

 

 

 

1:成長期

 

胎生(妊娠)約6週で歯の発生が開始されます。

 

最初、歯が出てくる所の歯肉の上皮が硬くなってきて、

歯堤というのを作ります。

 

その歯堤の中で、

近くの細胞よりも早い速度で増殖を始める細胞が出てきます。

 

その細胞は、

乳歯の卵のようなものである「歯胚(しはい)」というものを作ります。

 

それが「歯」の始まりです。

 

歯冠 (歯ぐきから出ている歯の部分) がほぼ形作られるのが、この成長期です。

永久歯の大臼歯は、これと同じ成長過程なのですが、

乳歯がある場所に出てくる永久歯の前歯~小臼歯は、

それぞれ先行している乳歯の歯胚に付随して発育していきます。

 

 

2:骨内萌出期(こつないほうしゅつき)

 

形成された歯がお口の中に出てこようと準備している時期のことです。

少しずつ顎の骨からお口の中に向かって移動し始めます。

 

 

 

3:萌出期(ほうしゅつき)

 

歯が萌えてくる時期のことです。

この、お口の中に歯が出てくる萌出期は

「臨床的な萌出」と言われています。

 

 

4:咬耗期(こうもうき)

 

 

歯の磨耗が起こる時期です。

 

物を食べたりという、歯を咬み合わせることを、

「咬合 (こうごう)」といいます。

 

この咬合によって、歯が磨り減っていきます。

 

普通に生活しているだけでも、歯は、少しずつ磨耗していきます。

咬耗期は機能期とも言います。

 

歯は生涯を通じて萌出運動を続けていることが分かっています。

萌出運動は、つまり歯が「出てこよう」とし続けているということです。

 

上の歯と下の歯がきちんと咬み合っていれば、

伸び続けることはありません。

 

咬み合せることで磨り減ったはずの歯でも、上下でちゃんと咬みあっているのは、こういった仕組みがあるからなんです!

 

 

5:吸収期

 

 

乳歯だけにある時期です。

 

永久歯と入れ替わるために、

「破骨細胞(はこつさいぼう)」という細胞が現れます。

 

 

これは文字通り、骨を壊す細胞です。

 

乳歯の根のところを吸収していき、永久歯が出てこられるようにするのです。

 

だから乳歯が抜けたときは、歯の頭の部分(歯冠)しか残っていません

 

歯の発育の時期は、それぞれの歯によって違います。

 

早く出てくる歯はやはり早くに作り始められますし、

永久歯と乳歯とでも、当然、それぞれの成長の時期も違ってきます。

 

 

 

歯が作り始められる妊娠中は、

栄養をバランスよく摂取することが

重要なのがお分かりになったと思います

 

 

 

妊娠中に限らず丈夫な歯を作る食事の最大のポイントは

“偏食をしない”ことです。

 

カルシウムをたくさん摂ると丈夫な歯ができると考えがちですが、

カルシウムを与えるほど歯が強くなるわけではありません。

 

 

ただし、乳歯の下で永久歯がつくられている時期に

カルシウムが不足すると、永久歯を弱くする原因になります。

 

乳、乳製品、魚介類、野菜といったカルシウム源を、

質の良いたんぱく質などといっしょにバランスのよい食生活の中で摂っていくことが大切です🐟🍅

 

永久歯がはえた後でいくらカルシウムをたくさんとっても

歯を強くすることは出来ませんので、乳幼児期から気をつけましょう✨

 

はる歯科では、妊婦さんやお子様の来院を歓迎しております^ – ^

 

 

分からないことや困っていることがあれば

お気軽にご相談くださいね!

 

ご予約のお電話は

087-833-6480

高松市西町13-31はる歯科診療

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