みなさんこんにちは( ´ ▽ ` )ノ

はる歯科診療室の衛生士の木場です。

 

 

 

 

日中は、春らしく暖かくなりましたが、朝晩の寒暖差があるので、風邪をひかないように、みなさん気をつけてくださいね。(*^_^*)

 

 

 

 

 

はる歯科では、カウンセリングという時間をとらせていただいています。

カウンセリング時に、気になることや、なかなか人前では聞けないことでも遠慮なくお話ください。

 

 

最近、お子様の歯科検診に来られた保護者の方に

「指しゃぶりってもうやめさせたほうがいいんですか?」

「何歳までだったら大丈夫なんですか?」

 

と質問を受けました。

 

 

 

指しゃぶりをすると出っ歯になるとか、よく聞きますよね。

そこで、今日は指しゃぶりについてお話ししたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

指しゃぶりの歯並びへの影響

 

・開咬 (前歯が噛み合わない)

・上顎前突 (出っ歯)

・交叉咬合 (上の歯列の幅が狭くなり奥歯の噛み合わせが横にずれる)

 

 

 

 

指しゃぶりの歯並び以外への影響

 

・発音

・口元が出る

・上唇がめくれる

・あごの発達

・舌で歯を押し飲み込む

・口呼吸

 

 

 

 

歯科では、指しゃぶりは、単なる赤ちゃんの癖ではありません。

実は、発達段階ごとに大きな意味を持っています。

 

 

 

【胎児期】

おっぱいを飲む練習

 

赤ちゃんが指しゃぶりを始めるのは、実は生まれてからではありません。

ママのお腹の中にいる頃から、指しゃぶりをする姿が確認されています。

 

 

これは、本能的なもので、ママの乳首を探し、おっぱいを飲む練習をしているからだというのが有力説です。

実際、ほとんどの赤ちゃんは、生まれた直後からママのおっぱいに吸い付くことができます。

それは、唇に触れたものに反射的に吸い付く習慣が確立されているからだと考えられているのです。

これを、哺乳反射といいます。

 

 

 

 

 

 

 

【乳児期】

体と心の発達のサポート

 

 

個人差はありますが、ほとんどの赤ちゃんは生後2〜3カ月後までには、指しゃぶりを始めます。

 

また、その最中に手をじっと見つめることもあります。

この時期になると、赤ちゃんにとっての指しゃぶりは、また別の役割を持ち始めます。

それは、自立への第一歩です。

 

 

指しゃぶりによって、赤ちゃんは自分の目と手、手と口が協調しているということを理解するようになります。

 

 

さらに、離乳食が始まると、また指しゃぶりの役割は変わります。

 

今度は、大きな環境の変化による不安を鎮めるために、指しゃぶりをするようになるのです。

赤ちゃんの指しゃぶりは、心身両面の発達のために、必要不可欠な行動です。

 

 

 

しかし、幼児期以降にも指しゃぶりが続くようであれば、注意しなければいけません。

 

幼児期になると、外の世界にどんどん興味を持つようになり、指しゃぶりをする機会は自然と減るものです。

 

 

 

 

 

 

 

しかし、中には昼間の遊びの最中に指しゃぶりを続ける子もいます。

そういう子は、発達状況や、感情のコントロールが苦手な子。

精神を落ち着かせるための手段として、大きくなっても指しゃぶりを続ける傾向があるそうです。

 

また、家庭や人間関係のストレスから、指しゃぶりが続いてしまうこともあります。

 

乳児期の指しゃぶりは成長のための行為。

 

無理にやめさせようと考えてはいけません。

とはいえ、何もしなくていいというわけではありません。

 

 

大きくなってからも癖として残らないように、無理強いしない範囲で対応しましょう。

 

 

 

 

 

たとえば、舐めても安全なおもちゃを用意してあげると、指以外にも興味を持つようになります。

絵本を読んであげるのもいいでしょう。さまざまなものに興味を持たせることで、指への執着心をなくしてあげるのです。

そうすれば、スムーズに指しゃぶりから卒業させることができるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、お子様のお口の中での疑問、質問がありましたら遠慮なく聞いてくださいね。

 

 

 

はる歯科診療室

高松西町13−31

087−833ー6480

 

 

 

 

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