みなさん こんにちは😃
はる歯科診療室です🐼

晩秋の気配が深まり、日中のぽかぽかとしたお日さまがより暖かく感じられる程、朝晩の冷え込みが厳しくなりましたね🍁

体調を整えて、残り少ない秋を楽しみましょう♪

さて今日は『エナメル質形成不全』についてお話しします(^^)

歯のエナメル質形成不全とは、歯の表面にあるエナメル質の形成がうまくいかず、通常より薄くなっている状態です。
 
歯は層になっていて、表面がエナメル質、その内側は象牙質という構造になっています。

歯の構造については、この動画を参考になさってください🎬
   ☟☟☟
https://youtu.be/vwa8PQTzBfo

エナメル質形成不全の歯は、部分的に薄くなって中の象牙質が透けて見えてしまうので、歯が変色しているように見えるのです:;(∩´﹏`∩);:


エナメル質形成不全は生まれつきの場合が多く、前歯や奥歯(6歳臼歯)に現れやすいと言われています🦷
 
軽度のエナメル質形成不全では、部分的な変色(白色や乳白色)になるだけです。しかし、重度になるとくぼみや凸凹、欠けができてしまいます。
 
こういうとなにか重大な病気のように感じるかもしれませんが、実は小学生の5人に1人がエナメル質形成不全といわれています!(◎_◎;)

 
しかし、エナメル質形成不全をそのままにしておくと、以下のようなリスクがあります。

・見た目に問題がある
・知覚過敏になりやすい
・虫歯になりやすい
・虫歯になると進行が早い
 

エナメル質形成不全の原因は大きく3つ考えられます。

 ①全身疾患など病気が関係するもの

内分泌異常やなんらかの感染など、全身の病気が原因で起こる場合です。
全身の病気によって歯(特に乳歯)の形成が一時的に阻害されることが原因とされています。
 
全身疾患などの病気が原因でエナメル質形成不全が起こる場合は、左右対称の歯に現れやすいといわれています。
 

②部分的な外傷が関係するもの

部分的な外傷とは、
・乳歯に外傷を受けた場合
・乳歯が大きな虫歯に侵され化膿していた場合
 があります。

これは生まれつきのものとは違い、後天的なものです。
乳歯に何かがぶつかってくぼみや凸凹ができた、虫歯が悪化して化膿するまで放置してしまった等の場合に起こります。
 
乳歯が上記のような外傷を受けていた場合は、後から生えてくる永久歯にも影響が出て、永久歯がエナメル質形成不全になることがあります。

 ③妊娠中の栄養状態などが関係するもの

妊娠中の母体の影響で、生まれてくる子どもがエナメル質形成不全になる場合もあります。

・母体の栄養不全
・母体の代謝異常
・母体のホルモン異常
・母体のビタミン不足
・母体がなんらかの全身疾患にかかっている
・母体がなんらかの感染症にかかっている
・特定の薬を投与し続けている
 などが考えられます。

特に、ビタミン不足でよくいわれているのがビタミンD不足です。
ビタミンDは歯の形成に欠かせない、カルシウムやリンの吸収を促進します🦴
 

エナメル質形成不全を放置しておくと虫歯になりやすい・見た目が悪いなどの問題があります。そのため、予防や治療法が必要です☝️

 
エナメル質形成不全にならないためには、3つ方法があります。

 
●毎日の正しいブラッシング

毎日の歯磨きは、ただ歯に挟まったものを取り除くだけではありません。
歯の表面についた汚れやプラークなどを取り除き、フッ素を与えて虫歯になりにくい強い歯にするという役割があります。
 
歯を強くすれば、エナメル質形成不全の原因の1つである「外傷」を予防することができます✨
 
 
●定期的なフッ素塗布

はる歯科では、予防治療の最後にフッ素塗布を行っています。
市販でもフッ素塗布剤が売っていますが、歯医者さんで扱うフッ素は市販のものより高濃度なので効果が高いとされています。
 
定期的にフッ素塗布を行えば、虫歯になりやすくなるだけでなく強い歯にすることができ、エナメル質形成不全が起こりにくくなる可能性が高くなります。
 
フッ素については、こちらの動画で詳しく解説していますので参考になさってください💁‍♀️
   ☟☟☟
https://youtu.be/-OjB6ktbWKs

 
●妊娠中はまんべんなく栄養を

妊娠中はできるだけまんべんなく栄養を摂ることに気をつけましょう🤰
 
ビタミンDは、先ほどもお伝えしたように歯を形成するカルシウムやリンの吸収を促進する働きがあります。
ですので、ビタミンDを意識しながら食事をするのがおすすめです。

 ビタミンDが多く含まれるのは、次の食品です🥚🐟🍄

・しらす干し
・紅鮭
・イワシ
・アジ
・卵
・豚レバー
・干し椎茸
・舞茸
・エリンギ
・えのき
 

体重を気にして野菜ばかり食べているとビタミンD不足になってしまうので、できればまんべんなく食べましょう。

最後に治療法についてお伝えします📣
 
エナメル質形成不全で治療が必要なのは、変色だけでなく歯の欠けなどがある場合です。
 
歯が欠けている場合は、歯科用プラスチックなどの詰め物や歯科用プラスチックの薄い板を貼る治療を行います。
 
歯科用プラスチックは白い素材なので、他の歯と大きく見た目が変わることはありません。
 
見えない奥歯には金属の詰め物をするところもあります。
 

「子供の虫歯は親の責任!」と言った風潮がある中で、「ちゃんと仕上げ磨きまでしているのに、なんで虫歯になるのだろう・・・。」とお悩みの保護者の方も沢山いることと思います(´ω`)
しかし、エナメル質形成不全症の場合は、どんなにしっかりケアをしていても、他の歯に比べて虫歯になるリスクはどうしても高くなってします😭
やはり、おすすめなのは予防治療です🏥

プロフェッショナルケアで、虫歯のリスクを軽減することができます!

お子様に限らず、歯のお悩みがある方はまずはお気軽にご相談ください☎️

ご予約のお電話は
087-833-6480
高松市西町 13-31
はる歯科診療室

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