みなさんこんにちは🐼
はる歯科診療室 歯科衛生士の柚川です⭐️

涼しい秋風に、高く澄んだ空☀️
金木犀のいい香りに癒される、気持ちの良い季節になりましたね(´∀`)

さて、今日は歯周病治療のひとつ『歯周再生療法』についてお話しします📣

歯周病はsilent disease(静かに進行する病気)と呼ばれ、歯を支えている歯ぐきと歯ぐきの中の骨(歯槽骨)など歯の周囲に起こる病気です🦴

歯周病は、歯と歯ぐきの境目にある歯周ポケットに歯垢や歯石がたまって深くなり、中で炎症が起きた状態です🔥
歯垢や歯石の中身は歯周病細菌で、この細菌が原因で歯ぐきが腫れたり、歯槽骨が溶けたりと悪影響を与えます🦠

歯みがきを怠ったり、自分では取れないプラーク、歯石をそのままにしていたりすると細菌が繁殖し、歯周病がどんどん進行し、最後には歯を支えている骨が溶けて抜け落ちてしまうのです(´Д` )

永久歯の抜歯原因の約40%が歯周病と言われ、口だけの問題ではなく全身疾患にもつながる可能性があります。

これは、歯周病菌について解説した動画です🎬
こちらも是非ご覧ください💁‍♀️
   ☟☟☟
https://m.youtube.com/watch?v=lN8eln6SVFg

このように、歯周病は大変恐ろしい病気なのがお分かり頂けたと思います😱

しかし、現在では特殊な外科治療法よって失われた歯周組織を取り戻すことが可能になりました✨
それを『歯周組織再生療法』といいます!

歯周組織再生療法とは、歯周病で一度失ってしまった歯周組織を特殊な治療によって再生させる最先端の手術の事です。

少し難しい話しになりますが、「ティシュエンジニアリング」と言われている組織細胞工学に基づく再生治療が原理原則となります。

この考えには、 3つの要素が必要となります。

1.細胞(幹細胞)
特定の細胞に分化する能力を持つ細胞。

2.足場(スキャフォールド)
細胞が接着できる足場としての細胞外マトリックスのこと。
簡単に言いますと、細胞が成長できる空間のことです。

3.調節因子(増殖因子、サイトカイン)
特定の細胞の増殖や分化を促進するタンパク質。
細胞を成長させる栄養源と思ってもらうと分かりやすいです。

基本的な再生療法の流れを簡単に説明します^_^

  1. 歯周ポケットの深さを測定
    ⬇️
  2. 歯肉を切開
    局所麻酔をして歯肉を切開し、歯根を露出します。
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  3. 歯根表面の汚れを徹底的に除去
    歯根表面の歯石を除去し、薬剤を塗布する箇所の汚れを徹底的に取り除きます。
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  4. 薬剤を塗布
    血液や唾液が付いていない状態で薬剤を塗布します。
    ⬇️
  5. 歯肉を戻して縫合

抜糸は術後約2週間後に行います。
術後は、手術部位を清潔にし、刺激を与えないようにする必要があります。
術後しばらくは歯ブラシ、歯間ブラシを当てず、うがい薬を使用します。

ただし!全ての人に出来るわけではないんです!!!

適応症は、
●歯磨きがきちんとできる方

●タバコを吸わない方

●糖尿病でない方

●部分な垂直的な骨欠損
(全体的に骨が喪失した部位はできません。
できれば3壁性骨欠損☞図を参考)

歯の周り全体の歯茎が下がっている程の重度の歯周病の場合では骨を再生させることは非常に困難で、治療には適さない場合が殆どです。
治療を行う際には、歯周組織再生療法が適応できるかを診断するため、事前に入念な検査を実施することが必要になります☝️

骨が回復する治療法があるなら、歯周病になっても大丈夫と思われる方もおられるかもしれません。
しかしながら、適応の条件は厳しく、その後の管理もより一層の注意が必要です⚠️

やはり、歯周病にかからないことが一番なことに間違いありません╰(´︶`)╯♡

そのために必要なのは、ご家庭で行うセルフケア➕歯科医院でのプロフェッショナルケアです✨

はる歯科診療室では、積極的な歯周病治療はもちろん予防歯科にも力を入れています\\\٩( ‘ω’ )و ////
まずは、お気軽にご相談くださいね☺︎

ご予約のお電話は
087-833-6480
高松市西町13-31 
はる歯科診療室

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