みなさんこんにちは!はる歯科診療室 歯科技工士の網谷です。
皆さん歯肉が腫れたことはありますか?
歯肉が腫れる原因は色々あります。

まず、一番の原因としてあげられるのは歯周病です。

 

 

 

 

 

初期の歯周病の症状のことを「歯肉炎」といいます。

プラークコントロールが不十分で、歯と歯の間や歯と歯肉のすき間にたまった歯垢や歯石が原因で歯肉炎は起こります。

 

  


この場合は、出血を気にせず上手にブラッシングすることで改善します。

歯ブラシだけではなく、歯間ブラシ、フロスなどを利用して口腔内を清潔に保つことが大切です。

 

 


さらに進行すると、「歯周炎」になります。「歯周炎」は、歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)が炎症によって破壊される病気です。


歯肉炎を放置しておくと、歯と歯肉のすき間(歯周ポケット)に歯垢や歯石がたまり、どんどん歯周ポケットが深くなります。

出血だけでなく膿も出るようになります。


歯槽骨が溶けると歯がグラグラになってしまいます。

歯周病は自覚症状が少なく、症状が出た時にはすでにかなり進行している事が多く最終的には歯を失う危険性があります。

これは重度歯周炎について解説した動画です

 

 

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是非こちらもご覧ください

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‍♀️☟☟☟https://m.youtube.com/watch?v=iKdVITztuX8

 

 

歯周病の他に、「腫瘍」が原因で歯肉が腫れることがあります。

「膿瘍」は、悪くなった歯が原因で感染し炎症を起こし、病巣部にバイ菌の残骸、組織の破壊・壊死物質、滲出液の混ざったものが含まれた膿の袋が作られます。

そして、おできのようなものが骨の中に形成されます。

それが膨れ上がり中身の膿が出口を探して歯茎の外に出ようとします。
できた場所により歯槽膿瘍、頬部膿瘍、顎下膿瘍、口底膿瘍などと呼ばれます。

その他に「歯根膜炎」といい、歯の根の部分(歯根)をとり囲む歯根膜に炎症が生じたものもあります。

原因としては

(1)虫歯が進行し、虫歯菌が根管(歯の神経や血管が入っているところ)まで感染し、歯根の先より歯根膜に感染をきたし炎症を生じる場合。
(2)歯に過大な力が働き(外傷、咬み合わせの異常により)歯根膜に炎症を生じる場合。
(3)歯周病により歯根膜に炎症をきたす場合。などがあります。

どの場合も、歯に物が当たると痛みを生じます。

 

 

このように、歯茎の腫れ、出血には色々な原因があります。

いずれにしても、歯磨きによるプラークコントロール、歯科医院での定期健診、プロによる歯石、歯垢のクリーニングが基本です。

 

 

 

毎日の歯磨きの時に歯肉をチェックして、腫れ、出血に気付いたら、自覚症状がなくても早めに治療を受けることをお奨めします。
気になる症状があれば、お気軽に来院してください

☺

ご予約のお電話は087-833-6480高松市西町13-31 

はる歯科診療室

 

 

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